
入居申し込みの際に記載する転居理由はなんて書くのがよい?
賃貸物件へ入居申し込みする際には、転居理由を書く必要があります。
進学や就職など明確な理由がある場合にはよいですが、「なんとなく気分を変えたい」など明確な理由がない場合はどのように書けばよいでしょうか。
今回は
を紹介します。
転居理由の書き方次第では、入居審査で落とされることも…。
入居審査がスムーズになる書き方がわかるので、最後まで読んでみてくださいね。
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よくある転居理由の記載例
よくある転居理由の記載例を紹介します。
進学・就職
大学や専門学校へ通うために引っ越す場合は「進学」と記載、就職のために引っ越す場合は「就職」と記載すればOKです。
進学の場合は「合格通知書」、就職の場合は「内定通知書」を提出すれば問題ありません。
転職・転勤
転職や転勤が理由の場合は、「転職」「転勤」と記載しましょう。
転職の場合は「内定通知書」が必要になるため、あらかじめ用意しておきましょう。
転勤の場合は「辞令」の提出が必要になることがあります。



私も転職を機に引っ越した際には、転居理由の裏付けと今後の収入の確認のために内定通知書を提出しました。
結婚・同棲
カップルが2人暮らしを始める場合には「結婚」や「同棲」と記載します。
2人の勤務先への通いやすさや間取りなどから転居理由が妥当かどうかを判断されます。
物件を探す際に不動産の人に話しておくと、2人入居可の物件を紹介してくれるのでスムーズです。
契約の更新
現状の物件の契約更新にあわせて引っ越す場合は「契約更新のタイミング」と記載すれば問題なく、裏付けの書類も必要ありません。
契約更新までに引っ越せるよう、不動産担当者に引越し期限を伝えておきましょう。
現状不満
現状の住宅設備や住環境に不満があって引っ越す場合は、「現状不満」と記載し、具体的に不満な点も書きましょう。
騒音に悩んでいる場合は防音性の高い部屋を、通勤通学のアクセスが悪い場合はアクセスのよい場所を、選べば矛盾がないため問題ありません。
なんとなくの引越しで使える転居理由
明確な理由なく引っ越す場合には転居理由をどのように記載すればよいでしょうか。
明確な理由なく引っ越す場合の転居理由 記載例を紹介します。
実家から1人暮らしを始める場合
実家で暮らしていたけど、そろそろ1人暮らしを始めたいと考えて引っ越す場合には、次のような理由を記載するとよいです。
- 自立のため
- 自室が手狭
- 通勤時間の短縮
上記のような「現状不満」が理由の場合、書類の提出を求められることはありません。
ただし、例えば「通勤時間の短縮」を理由とする場合は実家よりも職場に近い物件を選ぶ、など引越し理由と矛盾しない物件を選ぶようにしましょう。
同棲を始める場合
同棲を始める場合の転居理由は「結婚のため」とするのが最も有効です。
一般的に同棲の場合、別れる可能性もあるため審査が厳しくなりますが、婚約中であれば「長く住んでもらえそう」と考えて審査が通りやすくなります。



私も同棲をする際は、不動産会社の人のアドバイスに従い、当時婚約はしていませんでしたが「婚約による同棲」という書き方をしました。
その他、
- 収入が安定してきたため
- 荷物が多いため
という理由も可能です。
不動産会社の人を味方につけてアドバイスをもらうとよいでしょう。
誰でも使える理由
その他、誰でも使える理由としては次のようなものがあります。
- 騒音のため
- 日あたりが悪いため
- 物件が古いため
- 駅が遠いため
- 交通の便が悪いため
明確な理由がない場合は現状不満を理由とするとよいです。
転居理由に「日あたりが悪いため」と書くのであれば日あたりのよい物件を選ぶ等、入居申し込みする物件と転居理由が矛盾のないように記載するようにしましょう。
契約更新が近い場合は「契約更新のタイミング」と記載すると最もスムーズです。
こんな転居理由はNG
次のような転居理由は「不正利用や短期解約の可能性あり」「トラブルのもとになりうる」などと判断されて入居審査で落とされる可能性があるため注意しましょう。
- 転居理由なし
- 転居理由と選ぶ物件が矛盾
(例.転居理由に「通勤時間の短縮」と書いているにも関わらず、申し込み物件の方が会社から遠い) - 転居理由があいまい
(例.1人暮らしを始めるため→1人暮らしを始める理由を記載する必要がある) - 家賃滞納
- 騒音により追い出された
- 一時的に住む部屋を探している
マイホームのリフォームや建替え等で仮住まいを探している場合は、仮住まい専用の賃貸物件もあるため不動産会社に相談してみましょう。
転居理由を記載するのはなぜ?
入居申し込みの際に転居理由を記載するのは、大家さんが部屋を貸しても大丈夫な相手かを判断するためです。
大家さんが貸したくないと判断する相手は例えば次のような相手です。
- 部屋を不正利用する人(又貸しや居住用物件の事務所利用など)
- トラブルのもととなる人(騒音や家賃滞納など)
- 短期解約する人
例えば、転居理由に「設備が古いため」と書いているにもかかわらず、今住んでいる物件よりも古い設備の物件に申し込みをしている場合には、転居理由に正直に書けない他の理由があると疑われて審査に落とされる可能性があります。
転居理由は入居審査にどの程度影響する?
転居理由が入居審査にどの程度影響するかは大家さん次第のため一概には言えません。
ただ大家さんは、基本的には「トラブルを起こさず、家賃をしっかり払ってくれさえすればよい」と考えるため、よほど違和感がある場合以外は転居理由によって入居を断られることはないでしょう。
転居理由よりも年収や職業の方が入居審査において重要になります。
まとめ
今回は
を紹介しました。
入居申し込み時に記載する転居理由は大家さんが部屋を貸しても大丈夫な相手かを判断するためなので、基本的には正直に書いて問題ありません。
「なんとなく」引越しをする場合やトラブルを起こして追い出された場合、短期解約予定の場合には、紹介したような書き方を参考にしてみてください。
困ったら不動産会社の人を味方につけてアドバイスをもらいましょう!
物件が決まったら次は引越し。
引越し業者は早めの相見積もりで安くなる可能性が高まります。
以下の記事も参考にしてみてくださいね。


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