自分で引越しすれば安くできるんじゃない?
場合によりけりです。デメリットも踏まえて検討しましょう!
荷物の少ない引越しや近距離引越しの場合の選択肢に、引越し業者を使わずに自分で引越しする方法があります。
一見、費用が抑えられて良さそうですが、実はかえって高くつくケースやデメリットもあり、本当に安くなるのかや費用対効果は見極める必要があります。
今回は、
を紹介します。
引越しを自分でするのが費用面、費用対効果面で本当によいのかがわかるので、最後まで読んでみてくださいね。
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引越しを自分ですると本当に安くなる?
引越しを業者に頼まず自分で行うと安くなる可能性は高いですが、 場合によってはかえって高くなることもあります。
自分で引越しを行う際には次の費用がかかります。
- レンタカー代(車がない場合)
- ガソリン代
- 高速代(遠方の場合)
- 手伝ってくれる人への謝礼
- 梱包材代
例えば、20km以内の単身近距離引越しの場合、
- レンタカー代:10,000円
- ガソリン代:3,000円
- 手伝ってくれる人への謝礼:10,000円
- 梱包材代:5,000円
として、合計28,000円かかります。
一方、引越し業者に頼む場合、閑散期で安い場合だと2.5万円程度で引っ越せるため、依頼する引越し業者や日時等の条件によっては引越し業者に頼む方が安いことになります。
そのため引越しを自分で行うことを検討する場合も、一度引越し業者へ見積もり依頼をし、本当に自分で引っ越すことで安くなるのかを確認した方がよいです。
費用対効果を考えるうえでも、一度引越し業者へ見積もり依頼してみるのをおすすめします。
引越し侍の
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引越しを自分で行うメリット
引越しを自分で行うメリットは次の4つです。
安く引っ越せる可能性がある
引越しを自分で行う最大のメリットは費用が安く抑えられることです。
前述のとおり業者に依頼する場合と自分で引っ越す場合のどちらが安くなるのかは引越し業者に見積もり依頼して確認する必要がありますが、とはいえ自分で引越しをする方が安くなる可能性は高いです。
自分で引越しをすることが現実的な荷物量・距離の場合、一度検討してみるとよいでしょう。
スケジュールが柔軟
自力での引越しは引越し業者に依頼する場合と比べてスケジュールを柔軟に調整できます。
引越し業者に依頼する場合は空き状況や予算によって希望の日時をあきらめざるを得ない場合がありますが、自分で引っ越す場合は好きなときに引っ越せます。
自分のペースで引越したい場合や直前まで予定が決まらない場合に向いているでしょう。
引越し業者とのやり取りが不要
引越し業者を利用する場合、見積もり依頼や価格交渉、日程調整等、引越し業者とのやり取りが必要です。
一方、自力での引越しはこれらのやり取りが不要なため、ストレスフリーで進められます。
ただし、自分ですべて手配・調整しなければならない手間はあります。
運動になる
引越し作業はかなりの運動になります。
費用が抑えられて健康にも良い、と考えると前向きに引っ越し作業に取り組めるのではないでしょうか!
ただし、普段運動をしていない人はぎっくり腰など慣れない動きによるケガに注意です。
引越しを自分で行うデメリット
引越しを自分で行うデメリットは次の3つです。
時間と労力がかかる
自分で引越しを行う場合の最大のデメリットは時間と労力がかかることです。
プロの引越し業者は手慣れた手つきで素早く作業を行いますが、素人はそうはいきません。場合によっては数日要することもあります。
また、梱包材の準備、当日の車の手配、人員の確保、当日の養生、重たい荷物の運搬と、労力もかなりかかります。
自力引越しを予定する場合、これらは覚悟をしておきましょう。
私の経験上、大きな家具・家電がある場合、男手は必須です。(体験談後述)やはり男女で物理的な差があります…。
荷物の破損や家を傷つけるリスクがある
自力での引越しは素人が行うケースがほとんどのため、荷物の破損や家の内装を傷つけるリスクが高まります。
また、引越し業者が傷つけた場合には補償がありますが、自分達で引っ越す場合は自分で保険に入らない限り補償は適用されず自腹です。
万が一のリスクがあることも念頭に、自分で引っ越すかどうかは慎重に検討しましょう。
ケガのリスクがある
物損リスクと同様に、素人が行う引越しはケガのリスクもあります。
特に、重いものを運ぶため腰痛には注意です。
また、転倒や落下にも注意しましょう。
体験談:引越しを自分で行って後悔!?
私も何度か自分で引越しを行った経験があります。
ここでは失敗談を紹介します。
協力者が当日インフルで女手で運ぶことに
当初、夫と夫の友人(男)に引越しを手伝ってもらう予定でしたが、夫の友人が当日インフルエンザになってしまい来れず…。
部屋の解約を翌日にしていたため、私(女)と夫(男)で運びましたが、冷蔵庫、洗濯機などの家電をアパートの2階へ運ぶ際は「本当に無理!」と思いました。
(休憩を何度も挟んで、やっとのことで運びました。)
急な予定変更にも対応できるように、部屋の解約日は余裕を持って設定しておいた方がよいなと思いました。
レンタカーを駐車場の壁にぶつけ、かえって高額に
友人の引越しを手伝っていた際、友人がレンタカーを慣れない引越し先の駐車場の壁にぶつけてしまいました。
必要最低限の保険しか入っていなかった友人は、結局引越し業者に依頼するよりも高額な費用を支払うことに…。
レンタカーを借りる際はできるだけカバー範囲の広い保険に入る方が無難かもしれません。
自分で引越しが向いているケース
自分で引越しするのが向いているケース、向いていないケースはそれぞれ次のような場合です。
自分で引越しが向いているケース
自分で引越しするのが向いているケースは次のような場合です。
- 近距離引越し
- 荷物が少ない
- 柔軟なスケジュールで引越ししたい
- 引越し業者の繁忙期(3~4月)に安く引っ越したい
近距離かつ荷物の少ないような難易度の低い引越しの場合で、引越し業者費用が高くなる時期(繁忙期:3~4月)は自分で引っ越すメリットが大きいといえます。
引越し業者への依頼がよいケース
次のような場合は引越し業者へ依頼するのがよいでしょう。
- 長距離引越し
- 荷物の多い引越し
- 協力者を確保できない場合
- 忙しい場合
- マンションの管理規約で自力引越しが禁止されている場合
長距離引越しや荷物の多い引越しなど難易度が高い引越しや協力者が確保できない場合は、引越し業者に依頼するのが無難です。
また、マンションによっては管理規約で自力引越しが禁止されている場合があるので注意しましょう。
引越しを自分で行う際のコツ・注意点
引越しを自分で行う際のコツ・注意点を紹介します。
事前に協力者・必要物を確保する
事前に協力者、必要な資材、運搬車等は確保しましょう。
運搬車は荷物量を考慮した大きさのものを用意する必要があるので、ある程度運ぶ荷物量の目処が立った後の手配がおすすめです。
大型の荷物があって載せられない場合は、それだけ郵送という手もあります。
作業中の駐車場所を事前に確認する
見落としがちなのが引越し作業中の駐車スペースです。
接する道路の道幅や集合住宅の場合は事前申請の要否を確認しておきましょう。
雨天時の対応を考えておく
雨天時の対応(日程をずらす、荷物にカバーをかけて当日運ぶ、等)はあらかじめ考えておき、協力者にもあらかじめ伝えておきましょう。
冷蔵庫・洗濯機の水抜きを忘れずに
冷蔵庫と洗濯機の水抜きは忘れがちなので注意です。
引越し業者に頼む場合は、引越し業者から事前にアナウンスされ、最悪引越し業者が運ぶ直前に水抜きしてくれますが、自分で引越しをする場合はそうはいきません。
私は、水抜きを忘れて運ぼうとしてしまい、家を水浸しにしたことがあります…。
ダンボールに荷物を詰め込みすぎない
素人が運ぶので、一つのダンボールが重くなりすぎないように詰め込む荷物量を調整しましょう。
積み込む順序を考慮する
運搬車に積み込む順序も考慮しましょう。
安定性の観点から、運搬車に積み込む際は重い荷物を下にするのが基本です。
また搬入を考えて積み込むと、効率よく搬入できます。
大きいもの、奥の部屋のものから搬入した方が楽なので、車に積み込む際は大きいものや奥の部屋のものを最後に積み込むようにするとよいでしょう。
引越しを自分でする際の準備物
引越しを自分でする際の準備物を紹介します。
- 協力者
- 運搬車
- 台車
- 梱包材(ダンボール、緩衝材、等)
- ドライバー(家電の付け外しに必要)
- 軍手(荷物を運ぶ際に必要)
- カッター(ダンボールを開ける用)
- ロープ、ブルーシート(運搬車を傷つけないため、固定するために必要)
台車はレンタルもできますが往復送料を考慮すると購入した方が安かったので、私は購入しました。
保管場所がある、今後も自分で引越しする可能性がある、場合は購入がおすすめです。
引越しを自分でする際の流れ
引越しを自分でする際の一般的な流れは次の通りです。
基本的には引越し業者に依頼する場合と同じで、協力者・運搬車両・梱包材の手配と当日の引越し運搬作業を自分で行うのが異なる点です。
- 引越し日時を決定
- 協力者・運搬車両・梱包材の手配
- 荷造り・不用品処分
- 引越し作業中の駐車スペースの確認
- 新居の鍵の受け取り
- 冷蔵庫・洗濯機の水抜き
- 運搬車を取りに行く
- 旧居の養生
- 荷物の積み込み
- 新居へ移動
- 新居の養生
- 荷物の積み下ろし
- 運搬車の返却
- 荷ほどき
- 梱包材の処分
まとめ
今回は
を紹介しました。
引越しを業者に頼まず自分で行うと安くなる可能性は高いですが、 場合によっては高くなることもあります。
そのため引越しを自分で行うことを検討する場合は、一度引越し業者へ見積もり依頼をし、本当に自分で引っ越すことで安くなるのかを確認するようにしましょう。
引越し侍の
また、あとで後悔しないためにも、自分で引越しを行うデメリットも考慮したうえで、引越し方法を検討してみてくださいね!
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